アップデート

論文を発表しました!

中村壮 特任助教らは、高山直也 准教授(千葉大学大学院医学研究院)、曽正光 助教(北海道大学)らとの共同研究で、ヒトiPS細胞から血小板を産生するための従来法よりも効率的な手法の開発に取り組みました。その結果、細胞の増殖を妨げるCDKN1Aとp53という2つの遺伝子の働きを抑えることで、高効率に血小板産生細胞を得られることが分かりました。 

この結果により、従来の血小板輸血では治療が困難な血小板不応症の患者さんの治療にもつながることが期待されます。

本研究成果は、2021年12月2日に、学術誌「Stem Cell Reports」で公開されました。

 

CiRAホームページのプレスリリースに解説記事がありますので御覧ください。
日本語

論文名
Silencing of p53 and CDKN1A establishes sustainable immortalized megakaryocyte progenitor cells from human iPSCs  doi: 10.1016/j.stemcr.2021.11.001