アップデート

論文を発表しました!

日産化学工業との共同研究による論文が米国科学誌「Blood Advances」に掲載されました。

我々は、TA-316とよばれる化合物を巨核球への分化への促進効果とともに同定しました。そしてTA-316は、巨核球分化・血小板産生においてリコンビナントTPO(増殖因子の効果を発揮する生物製剤)と同等あるいはそれ以上の効果を示すこと、そして現在血小板減少症の薬として臨床現場で使われているエルトロンボパグよりも高い効果が見られることを明らかにしました。 TA-316の発見は、2014年に当研究室で報告したiPS細胞由来の巨核球株から輸血に必要な大量の血小板を製造する際の効率性の向上に、大きく寄与することが考えられます。

CiRAホームページのプレスリリースに解説記事がありますので御覧ください。
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論文名
Novel TPO receptor agonist TA-316 contributes to platelet biogenesis from human iPS cells
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